NEW RELEASE

NAOYA HIDA & Co.
NH TYPE 2C
概要
NH TYPE2Cは、NAOYA HIDA & Co.が2020年に発表したモデルTYPE2シリーズの第3弾である。最先端の超高精度微細加工機と熟練職人の手作業を組み合わせ、文字盤や針など細部に至るまで彫刻的な立体感を追求した美しい時計を作るというコンセプトには変化はない。従来のNH TYPE2Bとの最大の違いは、ケースデザインの変更と、ケースバックがスクリューバック方式に変更されたことにある。



特徴
- NH TYPE 2Bの細部仕様を変更したモデルである。
- 2022年に10個が製造される。
- NH TYPE 2Bと比較して、以下の点が変更されている。
- ケースバックがスナップバックからスクリューケースバックに変更された
- ラグ側面の形状が変更された
- 文字盤のインデックスサークルが別パーツとなった
- 文字板外周の秒目盛りがレイルウェイタイプに変更された



下記の特徴は変わらず継承されている。
- 1930年から1950年代のヴィンテージ・ウォッチのデザインを取り入れながら、ケース径37mmという現代的なサイズ及び実用性を備えている。(※一般的にヴィンテージ・ウォッチには35mm以下のサイズが多くみられる。)
- 世界最高峰レベルの超高精度微細加工機を製造している碌々産業株式会社、そして同社の機械を導入した部品加工会社と協業することにより、加工困難な素材を数ミクロンの精度、かつ凹状のベゼルや、彫り込まれたロゴなど複雑な形状かつ立体的に工作することに成功。
- ベース・ムーブメントであるETAヴァルジュー7750に備わっているものとは異なる、新たに開発した後退式のコハゼ機構を組み込むことで、巻き上げる感触を楽しむことのできる手巻きムーブメントCal.3020CSを搭載。これは中三針式(文字盤の中央に秒針位置する構造)とするため2019年に発表したCal.3019SSを大幅に改修した。
- 文字盤上の6カ所のアラビック・インデックスは全て熟練した職人による手彫りによる。その後合成漆(カシュー)を流し込むことで独特の仕上がりとなっている。
- 高い耐食性を持つが高価かつ加工が困難なため、極めて限られたメーカーのみが採用していることで知られているSUS904Lステンレス・スチールを採用
Specifications
ムーブメント
- Cal. 3020CS
- 手巻きムーブメント
- 直径
- 30.0mm(13 1/4ライン)
- 厚さ
- 5.0mm
- 振動数
- 28,800/h(毎秒8振動/4Hz)
- 石数
- 22石
- パワーリザーブ
- 約45時間
※ 心地よい巻き心地を追求した新設計のコハゼとコハゼバネを搭載
外装
- ケース素材
- ステンレス・スチール(SUS904L)
超高精度微細加工機による工作の後、研磨 - ケース直径
- 37.0mm
- ケース厚
- 10.7mm
- 風防
- カーブド・サファイヤ・クリスタル(裏側のみ無反射加工)
- ケースバック
- スクリューケースバック
文字盤、針
- 文字盤素材
- 洋銀
- ブランドロゴ
- 超高精度微細加工機による刻印
- 分、秒目盛り
- 超高精度微細加工機による刻印
- インデックス
- 分、秒目盛り超高精度微細加工機による刻印
外周の秒目盛りのリング部分は別部品を組み込んでいる
6個のアラビック・インデックスは手彫り
カシュー(いわゆる合成漆)によって墨入れを行ったロゴ、インデックス、目盛り - 長短針素材
- ステンレス・スチール
- 長短針の仕上げ
- 加熱処理によるブルード・スチール
長針の先端は手作業によって秒目盛りと一致するよう曲げ加工
ピンバックル
- ピンバックル素材
- ステンレス・スチール
レザーストラップ
手縫い仕上げ、手縫い仕上げ、ゴート・レザー、裏面はカーフ
ジャン・ルソー(https://www.jean-rousseau.com/ja)製
- サイズ
- ラグ幅20mm - バックル幅16mm
ボックス
- 素材
- 外装は木と樹脂ボード製フレームに上質紙を貼付
内装はアルカンターラ
