NEW RELEASE

NAOYA HIDA & Co.
NH TYPE 1D
概要
NH TYPE1Dは NAOYA HIDA & Co.が最初に発表したモデルであるTYPE1シリーズの4作目である。最先端の超高精度微細加工機と、熟練した職人の手作業を組み合わせることで、文字盤や針を初めとする細部に至るまで彫刻的な立体感を追求した美しい時計を製造する、というコンセプトには変化はない。前作NH TYPE1Cとの最大の違いは、ケースのデザインが変更され、ケースバックがスクリューバック方式に変更されたことにある。



特徴
- 2020-2021年に合計30点を製造、完売した NH TYPE 1Cの追加として製造されるモデルである。
- 2022年には20個が製造される。
- NH TYPE1Cと比較して、以下の点が変更されている。
- ケースバックがスナップバックから、スクリューケースバックに変更された
- ラグの側面形状が変更された
- 9時位置のスモールセコンド・サークルの秒目盛りが別部品となった(写真のプロトタイプはまだ変更されていない)
- 標準で付属するレザーストラップのサプライヤーと素材が変更された。



下記の特徴は変わらず継承されている。
- 1930年から1950年代のヴィンテージ・ウォッチのデザインを取り入れながら、ケース径37mmという現代的なサイズ及び実用性を備えている。(※一般的にヴィンテージ・ウォッチには35mm以下のサイズが多くみられる。)
- 世界最高峰レベルの超高精度微細加工機を製造している碌々産業株式会社、そして同社の機械を導入した部品加工会社と協業することにより、加工困難な素材を数ミクロンの精度、かつ凹状のベゼルや、彫り込まれたロゴなど複雑な形状かつ立体的に工作することに成功。
- 搭載される手巻きムーブメントCa.3019SSは、ベース・ムーブメントであるETAヴァルジュー7750に新たに開発した後退式のコハゼ機構を組み込むことで、巻き上げる感触を楽しむことができる。
- 文字盤上のブレゲ・アラビック・インデックスは全て熟練した職人による手彫りによる。その後合成漆(カシュー)を流し込むことで独特の仕上がりとなっている。
- 高い耐食性を持つが加工が困難なため極めて限られたメーカーのみが採用していることで知られているSUS904Lステンレス・スチールを採用。
Specifications
ムーブメント
- Cal. 3019SS
- 手巻きムーブメント
- 直径
- 30.0mm(13 1/4ライン)
- 厚さ
- 4.3mm
- 振動数
- 28,800/h(毎秒8振動/4Hz)
- 石数
- 18石
- パワーリザーブ
- 約48時間
※ 心地よい巻き心地を追求した新設計のコハゼとコハゼバネを搭載
外装
- ケース素材
- ステンレス・スチール(SUS904L)
超高精度微細加工機による工作の後、研磨 - ケース直径
- 37.0mm
- ケース厚
- 9.8mm
- 風防
- カーブド・サファイヤ・クリスタル(裏側のみ無反射加工)
- ケースバック
- スクリューケースバック
文字盤、針
- 文字盤素材
- 洋銀
- ブランドロゴ
- 超高精度微細加工機による刻印
- 分、秒目盛り
- 超高精度微細加工機による刻印
スモールセコンド外周の秒目盛りと、文字盤外周の分目盛りのリング部分は別部品を組み込んでいる - インデックス
- 手彫り
カシュー(いわゆる合成漆)によって墨入れを行ったロゴ、インデックス、目盛り - 長短針素材
- スチール
- 長短針の仕上げ
- 加熱処理によるブルード・スチール
長針の先端は手作業によって分目盛りと一致するよう曲げ加工
ピンバックル
- ピンバックル素材
- ステンレス・スチール(904L)
レザーストラップ
手縫い仕上げ、手縫い仕上げ、ゴート・レザー、裏面はカーフ
ジャン・ルソー(https://www.jean-rousseau.com/ja)製
- サイズ
- ラグ幅20mm - バックル幅16mm
ボックス
- 素材
- 外装は木と樹脂ボード製フレームに上質紙を貼付
内装はアルカンターラ
